コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」には、カラダにとっても嬉しい効果があることが世間で話題になっています。
注目が高まっている「クロロゲン酸」ですが、どんな効果があって、どんな成分かなのか、あなたは知っていますか?
毎日なにげなく飲んでいるコーヒーですが、実は選ぶコーヒーによってその効果は大きく変わります。
まずは、こちらをご覧ください。
40代後半の女性が「コーヒーを飲む習慣」を利用して、たった5ヶ月。コレステロールや中性脂肪が減って、3キロのダイエットにも成功したそうです。
以前、腹筋ローラーを使用したダイエットに挑戦し、成功したものの継続できずにリバウンド・・・また再開しようと思うものの、一旦サボり癖がついてしまうとなかなか復活できないのが人間ですよね。
そこで、はじめたのが毎日飲むコーヒーを「クロロゲン酸が豊富な”生”コーヒー」に変えるという方法だったそうです。
この記事では、知らないと損するクロロゲン酸の効果や特徴について分かりやすく解説していきますので、コーヒー好きのあなたも、ダイエットがなかなか続かないあなたも、老化が気になるあなたも最後までお付き合いください。
コーヒーのクロロゲン酸ってどんな成分?
結論からお伝えすると、コーヒーに含まれている「クロロゲン酸」はポリフェノールの一種です。クロロゲン酸は特にコーヒーに多く含まれており、コーヒー特有のポリフェノールと言っても過言ではありません。
りんごなどの果物や、じゃがいもやトマトなどの野菜にも含まれてはいますが、ごく少量のため大量に食べなくてはならず、効果的に摂取することも継続することも難しいといえます。
ポリフェノールの一番の効果は「抗酸化作用」で、アンチエイジング効果でよく取り上げれれていますよね。もちろんコーヒーのクロロゲン酸も同様に「抗酸化作用」の効果があります。
カラダは酸化することで、老化や病気になるといわれていますが、それに対抗するパワーが酸化を防ぐ「抗酸化作用」です。
アンチエイジング効果とも言われているね
さびないカラダを目指すとかね!
さらに、クロロゲン酸をはじめとするポリフェノールのダイエット効果にも注目が集まっています。
ただし、どんな成分でもそうですが、適切な量を摂らなければ効果は半減。せっかく毎日飲んでいるのにまったく効果がないということになりかねません。
ここからは、コーヒーのクロロゲン酸の効果と、一体どれくらいコーヒーを飲めば効果が期待できるのか、飲み方で気をつけることはないのかまとめていきます。
コーヒーのクロロゲン酸の効果とは
コーヒーのクロロゲン酸が注目されている理由は、なんといっても女性に嬉しい「美容効果」と「ダイエット効果」。
クロロゲン酸の効果は、とくに美容に関心が高いインフルエンサーの間でも注目を集めています。また、糖尿病や脂肪肝、肥満の予防など健康効果もあるため、サプリメントにも使われているんですよ。
コーヒーのクロロゲン酸には「ダイエット効果」がある
コーヒーに多く含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」には、糖の吸収を穏やかにする作用があります。血糖値の急激な上昇をおさえるので、近年では糖尿病や肥満の予防のためのサプリなどに利用されています。
また、肝臓の脂質代謝を活発にして、脂肪の燃焼を促してくれるので脂肪肝の予防はもちろん、結果として脂質の燃焼によるエネルギー消費がアップします。簡単にいうと「脂肪が燃えやすいカラダを作ってくれる」ので、ダイエット効果があるというわけです。トクホでもおなじみのお茶のカテキンと同じような働きをしてくれるのが、コーヒーのクロロゲン酸です。
コーヒーのクロロゲン酸は「アンチエイジング効果」が高い
コーヒーのクロロゲン酸をはじめとするポリフェノールには、強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、カラダやお肌の老化の原因となる活性酸素を無力化する効果が期待できます。
活性酸素は最近よくメディアで「サビ」と表現されていますが、金属もサビると表面が茶色くなったり(シミ)、動きが鈍くなったり(老化)しますよね?まさに、そんなイメージです。
カラダのサビ(活性酸素)は、紫外線やストレスなどによって生じます。
そして、そんなサビを消してくれるサビ取り剤がクロロゲン酸です。
クロロゲン酸によって活性酸素が無力化されるとカラダの老化や、お肌のシワやたるみの予防といったアンチエイジング効果に大きな期待ができます。
アンチエイジングというと美容の意味合いが強く感じますが、病気もカラダの老化によって引き起こされることが多いので「サビないカラダ」は健康的に年齢を重ねるためにもとても大切です。
コーヒーのクロロゲン酸には「健康効果」も!
コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸は糖の吸収を穏やかにするとダイエット効果のところでも紹介しましたが、血糖値の急激な上昇は糖尿病のリスクを高めるので、それを抑えてくれるコーヒーは頼もしい存在といえます。
私はチョコレートが大好きなんですが、コーヒーといっしょに食べます。甘いチョコレートとコーヒーの苦みのマリアージュ・・・本当に美味しいですよね。そして、単に美味しい組み合わせというだけではなく、スイーツと一緒にコーヒーを飲むということは血糖値の急激な上昇を抑えてくれるので、とても理にかなっているんです。
お砂糖を入れたら逆効果だから注意してね
肝臓の脂質代謝もアップしますので脂肪肝、肥満の方にもおすすめです。
ただし、「どんなコーヒーでも飲んでさえいればカラダに良いか」というと、それは間違いです。
コーヒーのクロロゲン酸でダイエット効果を実感!3つのポイント
『コーヒーに含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、カラダに嬉しい効果がある』ことは分かっていただけたと思います。
ここで賢いあなたならこんな疑問が湧いてきたはずです。
- どんなコーヒーでもいいの?
- どれくらい飲めばいいの?
- いつ飲めば効果的なの?
また、コーヒーに含まれる別の成分「カフェイン」の存在も忘れてはいけません。カフェインは摂りすぎると逆に血糖に悪影響を与える可能性があるとされていますし、不眠だけでなく、頭痛や吐き気、めまいや不安、震えなどの副作用があり、過剰摂取は危険です。
カフェインの副作用についてはコチラを参考にしてください。
クロロゲン酸を摂るためにコーヒーをたくさん飲んでしまうと、今度はカフェインの摂り過ぎが不安ですよね。
確かに・・・どうしたらいいの?
コーヒーをどれくらい飲めばクロロゲン酸の効果に期待できる?
抗酸化作用はORAC値で測ることができます。ORAC値はシワやシミ、糖尿病、脂肪肝、動脈硬化などの生活習慣病や「老化」の原因となる活性酸素を除去する成分(コーヒーの場合はクロロゲン酸)を数値化したものです。
日本では必要なポリフェノール量は定められていませんが、アメリカでは1日の必要摂取量はORAC=3,500といわれています。
では、一般的な焙煎コーヒーのORAC値はいくらだと思いますか?
実は、たったの「140」
え!?たったそれだけ!?
いったい何杯飲めば・・・と思わずにはいられません。
コーヒー以外の野菜などからも摂取できますが、アメリカ人の平均摂取量はORAC=1,250程度。日本は野菜や果物離れが話題になるほど少ないので、アメリカより摂取できているORAC値は低いと考えられます。
仮に、アメリカ人と同じ1250摂取できていたとしても、コーヒー16杯分不足していることになります。
16杯!?
あなたは毎日16杯もコーヒーを飲めますか?もし飲めたとしても、カフェイン中毒になり、健康どころか健康を害してしまうでしょう。
コーヒーのクロロゲン酸はどんなコーヒーでも摂れる?
上のグラフでも分かるように、深煎りコーヒーに関しては、クロロゲン酸などの成分は、ほぼ無いと言っても良いでしょう。
あれ?焙煎コーヒーと深煎りでもこんなに違うの?
浅煎りのほうがクロロゲン酸が多いよ!
コーヒーのクロロゲン酸効果を期待するのであれば、できるだけ生豆に近いコーヒーを選ぶ必要があります。クロロゲン酸は、焙煎前の生豆には多く含まれているのですが、深煎りコーヒーになるとほとんどなくなってしまします。
クロロゲン酸に限らず、ポリフェノールは熱にとっても弱いという特徴があります。
コーヒーの焙煎は高温になりますので、煎れば煎るほどポリフェノール「クロロゲン酸」が失われ、アンチエイジングやダイエット効果が、どんどんなくなってしまいます。
深煎りより浅煎りコーヒー、浅煎りコーヒーよりグリーンコーヒー、グリーンコーヒーより生豆にコーヒーのクロロゲン酸がたっぷり含まれていることになります。
クロロゲン酸の量が多いのは・・・
生豆 > グリーンコーヒー > 浅煎りコーヒー > 中煎りコーヒー > 深煎りコーヒー
いくらコーヒーの生豆にクロロゲン酸がたっぷりだからと言って、生豆をボリボリ食べる訳にはいかないので、効果的にクロロゲン酸が摂りやすいのは「グリーンコーヒー」ということになります。
いつコーヒーを飲んだら一番効果的?
コーヒーのクロロゲン酸には、抗酸化作用やダイエット効果がありますが、一体どのタイミングで飲んだら最も効果的なのか気になりますよね。
ダイエットが目的であれば、カラダを動かす1時間くらい前が最適です。
クロロゲン酸は水溶性なので、口から摂取して1~2時間くらいで血液中の量がピークになります。クロロゲン酸だけではなく、ポリフェノールは4時間くらいで体内から排出されてしまうので、飲んでから1時間を目安に運動を開始すると脂肪が燃焼しはじめる頃にクロロゲン酸の血中濃度がピークをむかえ、脂肪燃焼の効果がアップします。
また、カラダを動かすことで老化の原因である活性酸素も体内に増えますので、クロロゲン酸の抗酸化作用で活性酸素の悪い働きをおさえることができるというメリットもあります。
ダイエットにしても、アンチエイジングにしても活動をはじめる1時間前が最も理想的ですので、モーニングコーヒーや朝食後にクロロゲン酸が含まれているコーヒーを飲んで、一日のスタート切るのもおすすめです。
コーヒーのクロロゲン酸で若々しい未来を手に入れよう
コーヒーのクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、ダイエットやアンチエイジングにとても効果的です。
ただし、どのコーヒーでも、その効果が期待できるわけではありません。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸の量は、選ぶコーヒーによって雲泥の差がありますので注意が必要です。
逆に、すでに日常に溶け込んでいるコーヒー習慣だからこそ、クロロゲン酸がたっぷり含まれているコーヒーさえ選べば、どんなダイエット方法よりも続けやすいと言えるでしょう。
美味しくて栄養価の高いコーヒーをあなたの日常に取り入れて若々しく健康な毎日を目指してくださいね。
毎日のコーヒーでカラダの中から美しく
クロロゲン酸の栄養素そのままのグリーンコーヒーと、浅煎りのアラビカ種コーヒーをブレンドしたcotori green coffee
その抗酸化力は焙煎コーヒーのおよそ22倍。
たった1杯で一日に必要なポリフェノールが摂れるからサプリだって必要ありません。
毎日の習慣になっているコーヒーだからこそ続けられる。続けられるから飲む度にきれいに近づく。
あなたも一緒に、簡単で美味しいコーヒー習慣をはじめましょう!
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